お香典を出す際の基本的なマナー

2017年05月15日
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親しくしていた人が亡くなったときには、すぐに弔問に駈けつけることもあるもしれません。そのときにお香典を持参することはしません。お香典は本来は告別式を行う葬儀の日に出すのがマナーとなっています。しかし、今は告別式には行かなくても、お通夜には参列する人が多くなっています。

そのため、お通夜、告別式のどちらかに持参することが最近のマナーとなっているようです。誰もが知っていることですが、現金は不祝儀袋に入れます。仏式の場合の不祝儀袋の表書きは御香典、御香料などを用いれば宗派の違いには関係ありません。

御霊前という表書きもありますが、これは宗派によっては使えない場合があるので注意が必要です。また四十九日を過ぎてから渡す場合には、御仏前とします。水引はあってもなくてもかまいません。つける場合は黒と白ですが、西日本では黄色と白を用いる地域もあります。

不祝儀袋には表書きの下に自分の名まえをフルネームで記入します。裏には金額を漢数字で記すこともマナーのひとつです。中袋にも金額と住所も記入します。以前は涙で墨が薄くなるという由来から薄墨で書くのが一般的でした。

けれども最近は筆ペンやフェルトペンなどを使用しても問題はなく、薄墨にこだわる必要はなくなっているようです。

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